聴けば分かる。と、タモリは言いました。

「Jazzに初心者用のアルバムなんてない」と。


そんなこと言われても困っちゃう。
そんなあなたに、まずは、この3枚。


と、いうわけで、今日はその一枚目。
「Sonny Clark / Cool Struttin'」

まずね。ジャケがいい。
いや、これ大事。




これは絶対にレコードで持っておくべき傑作。
このジャケのために買ってもいいくらい。


これ、「さ、ジャケットどうしようね」と
相談していたブルーノートの担当者たちが、
なんだか煮詰まってランチに出かけたときにパシャって撮った。

って話をどこかで読んだ記憶があります。
本当かどうかは知らない。


さて
肝心の音楽の方ですが、
ジェケット通りの、クールで粋なJazzが詰まった名盤です。


ソニー・クラークのブルージーなタッチが…とか
そんなことはどうでもいいんです。

とりあえず、聴いてみましょう。




分かりやすくて、聴きやすくて、ノリも良い。
Don't Think , Feel。

お、かっこいいじゃん。
それだけで十分なんです。


ちなみに僕の好きなのは
この「Deep Night」




うーん。渋い。


このアルバム、
いい意味で肩の力が抜けている感じがするんですよね。

だから、聴き疲れしない。
いつでも気軽に聴けるんです。


予定のない日曜日の昼下がり。
ソファに寝そべって本でも読もうかな。

そんなときにターンテーブルに乗せて
小さめのボリュームで流しておきたい。

そんなアルバムです。