58records は、現在準備中です。

2018/09/28 18:32

「58 Records の気持ち」で

「アルバム」を通して
「知らない世界」を覗いてもらいたい

と書きました。

※読んでない人はAbout Usを見てね。


ま、それはいいけど、
なんでレコードなの?
CDでもいいじゃん。

ごもっともです。


ですが
「アルバムを通して世界を覗く」ことにこだわりたい僕は
やっぱりレコードじゃないと、って思うのです。

理由は、「めんどくさい」から。


いや本当に。
レコードって、めんどくさいんです。

一度再生を押したら最後、
聴き続けるしかありません。


スキップも停止も、できますよ。もちろん。
でも、その度に立ち上がってプレイヤーを操作しなくてはいけません。

聴きたい曲の頭に針を落とすには、
ある程度のテクニックが必要です。
あのサビの部分に、なんて、もう不可能です。


これは
ワンクリックに慣れた僕たちにとって
「強烈に」そして「猛烈に」
めんどくさいです。

めんどくさいから
放っておくようになります。


ここです。
ここがポイントです。

めんどくさいから
自然とアルバムを通して聴くようになります。
「アルバムという作品」を鑑賞する余裕が出てきます。


かのPrinceによる
2015年のグラミー賞でのスピーチ、覚えてますか?



Albums still matter. 
Like books and Black lives, albums still matter. 
Tonight and always.

アルバムって、まだ大事だよ。
本や、黒人の命のように、アルバムって大事だよ。
今夜も、そして、いつだって。


やっぱり、せっかくなら、音楽は
アルバムという単位で楽しみたいと思うのです。

だってアーティストにとっては
「アルバム」こそが作品だから。


この動画では写ってませんが、
冒頭でPrinceはこう言うのです。

Albums, Remember Those?
アルバムって、覚えてる?


聴きたい曲、聴きたい部分だけ聴くのも楽しいけど、
アルバムをひとつの作品として楽しむ心の余裕も持ちたいなあ、と。

だから、
58 Recordsでは「レコードのみ」にこだわります。

最初はちょっと、
めんどくさいけどね。